【動画でわかる 処方解説】
▼六君子湯(りっくんしとう)の服用方法一覧▼


【漢方専門薬剤師からの注意点】六君子湯(りっくんしとう)を用いる人の多くは痩せ型で胃腸が弱く、貧血気味などの虚弱体質の特徴があります。
六君子湯は気虚に用いる代表的な漢方薬で、元来虚弱体質の方や病気や老化などで元気がなくなり食欲がない場合などに使用します。
気虚とは脾胃の虚弱により消化吸収が悪く、そのためエネルギー、スタミナが不足するもので、食欲不振や胃部膨満感、全身倦怠感、無気力などが症状としてあります。
六君子湯は胃腸の機能を高めるので、胃を切除されている方や胃下垂の方にもよく使用する漢方薬です。
六君子湯(りっくんしとう)
【製造元】長倉製薬株式会社
【内容量】30包(10日分)
【効能・効果】
体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:
胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
【用法および用量】
大人は 1 回に1包ずつ、1 日 3 回食前30分または食間に、水または白湯にて服用してください。
〔用法・用量に関連する注意〕
1)用法・用量を厳守してください。
2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
3)1 歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
【成分・分量】
3包分(4.2g)
ニンジン・・・・0.4g
トウヒ・・・・・0.8g
ビャクジュツ・・0.6g
タイソウ・・・・0.4g
ブクリョウ・・・0.6g
カンゾウ・・・・0.2g
ハンゲ・・・・・0.8g
ショウキョウ・・0.4g
上記より製した六君子湯エキス(1/2量)4.7g(乾燥物換算で約2.1gに相当)を含有する細粒剤です。添加物としてメタケイ酸アルミン酸Mg、ヒプロメロース、乳糖、トウモロコシデンプン、香料を含有します。
〓使用上の注意〓
してはいけないこと
次の人は服用しないでください。 生後3ヵ月未満の乳児
相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
1)医師の治療を受けている人
2)妊婦又は妊娠していると思われる人
3)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位 :皮膚
症状:発疹・発赤、かゆみ
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称:肝機能障害
症状:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
3. 1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
● 保管及び取扱い上の注意 ●
1)直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に保管してください。
2)小児の手の届かない所に保管してください。
3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり、品質が変わることがあります。)
4)本剤は天然物を成分としていますので、製品により若干色調が異なることがありますが、効果には変わりありません。
5)分包剤で1 包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2 日以内に使用してください。
6)使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。