麻杏甘石湯 まきょうかんせきとう 三和生薬 エキス細粒30包 せき 小児ぜんそく 気管支ぜんそく 風邪 痔 第2類医薬品 セルフメディケーション税制対象

麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう) 【第2類医薬品】

【製造元】三和生薬株式会社

【適応症】

体力中等度以上で,せきが出て,ときにのどが渇くものの次の諸症:
せき,小児ぜんそく,気管支ぜんそく,気管支炎,感冒,痔の痛み

【成分・分量】

本品1日量 ……… 3包(1包 2g)中
麻杏甘石湯水製エキス …… 1.8g
マ オ ウ ……………………… 3.2g
キョウニン ……………………3.2g
カンゾウ ………………………1.6g
セッコウ ………………………8.0g
添加物として乳糖,トウモロコシデンプンを含有する。
【用法・用量】

次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること。
年 令         1 回 量
大人(15才以上)   1 包
7才〜14才      2/3 包
4才〜 6才       1/2 包
2才〜 3才       1/3 包
2才未満      服用しないこと
小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させること。

【漢方専門薬剤師からの注意点】

麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)を用いる人は比較的胃腸が丈夫な人で、暑がりな方が多いです。
裏(体内)に熱と水滞があるため、のどの渇きや発汗を伴います。
咳は比較的激しく、あまり痰は絡みません。

黄色い痰を絡む咳がでる人は柴朴湯(さいぼくとう)、水っぽい白い痰の絡む咳がでる人は小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、痰がなくのどな乾燥感のある空ゼキがでる人は麦門冬湯(ばくもんどうとう)、のどに何かが詰まったような違和感、もしくは胸の圧迫感や動悸を伴う咳がでるがある人は半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)がいいです。

麻杏甘石湯は胃を冷やす力が強いので、これを服用して食欲減退する人は服用を止めてください。



〓使用上の注意〓
してはいけないこと 
次の人は服用しないでください。  生後3 ヵ月未満の乳児
相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
1)医師の治療を受けている人
2)妊婦又は妊娠していると思われる人
3)胃腸の弱い人
4)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
5)胃腸の弱い人
6)発汗傾向の著しい人
7)高齢者
8)次の症状のある人  むくみ、排尿困難
9)次の診断を受けた人  高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位   症状
皮膚    発疹・発赤、かゆみ
消化器   吐き気、食欲不振、胃部不快感
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称症状  偽アルドステロン症、ミオパチー  手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3. 1 ヵ月位(感冒に服用する場合には5 〜 6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
4. 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

● 保管及び取扱い上の注意 ●
1)直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に保管してください。
2)小児の手の届かない所に保管してください。
3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり、品質が変わることがあります。)
4)本剤は天然物を成分としていますので、製品により若干色調が異なることがありますが、効果には変わりありません。
5)分包剤で1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2 日以内に使用してください。
6)使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。