【漢方専門薬剤師からの注意点】大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)は血のつまりや血流の滞りからくる生理痛や生理不順、肩こり、痔などのお血(おけつ)と言われる症状に使用する漢方薬です。
成分は便通を促すダイオウ、ボウショウ、トウニンなどが含まれており、便秘を伴うお血の諸症状に使用します。
大黄牡丹皮湯を使用する体質は筋肉質で丈夫な人です。悪く言えば体が硬く、強張りやすいタイプの人に使用します。
〓使用上の注意〓
してはいけないこと
1.次の人は服用しないでください。 生後3 ヵ月未満の乳児
2.本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください。 他の瀉下薬(下剤)
3.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
1)医師の治療を受けている人
2)妊婦又は妊娠していると思われる人
3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
4)胃腸が弱く下痢しやすい人
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
関係部位 症状
消化器 はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛
3.服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。 下痢
4.1ヵ月位(便秘、痔疾に服用する場合には1週間位)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。