水晶 はんにゃ
般若というと角の生えた怖いお面を連想しますが、じつは、あのお面の般若は般若坊という面打ち師の名前からとったもので、本来の「般若」に恐ろしい意味はありません。
もともと「般若」とはサンスクリット(梵語。古代インドのことば)で、お釈迦さまが悟られた「ほとけさまの智慧」という意味を表しているのです。
「般若心経(しんぎょう)」というお経をご存じだと思います。
その冒頭は「観自在菩薩(かんじざいぼさつ)が深遠なほとけの智慧を修行していたとき……」で始まります。
「観自在菩薩」とは、観音菩薩すなわち観音さまのこと。
観世音(かんぜおん)菩薩、光世音(こうぜおん)菩薩などとも呼ばれます。
仏教の世界観では、閻浮提(えんぶだい)という大陸のはるか南にある補陀落山(ふだらくせん)にすんでいるとされ、般若心経にも登場するように、智慧の象徴でもあるのです。
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