彩色甘味とは
果実の着色は果実中の糖分が増加することで始まります。それは、果実の色素である「アントシアニン」や「カロチノイド」が糖から作られるからです。
「彩色甘味」の主成分は糖のエステル化合物とリン酸にカリウムを結合させたものです。この物質は速やかに葉から吸収され、果実中の糖分アップと果実の着色促進が期待できます。
- 保証成分:水溶性りん酸 37.0%、水溶性加里 43.0%
●着色の促進 | ・・・・・・ | 果実の着色促進が期待されます。 |
●収穫の前身化 | ・・・・・・ | 着信が促進されるため、収穫時期が早まります。 |
●糖度アップ | ・・・・・・ | 果実中の糖分増加が促進されるため、糖分アップが期待されます。 |
彩色甘味はカリウムの濃度が高いため、果実が軟化しません。
したがって、収穫後の棚持ちもまったく問題ありません。(特許取得:特許第4482344号)
使用方法
作物 | 散布時期 | 散布量 |
りんご も も か き 等 | 収穫前40日及び20日前後にそれぞれ散布。 1回目と2回目の散布には、2週間程度の間隔をあける。 | 1,000倍希釈液を 10aあたり250〜500L (SS等の散布機械や農薬の散布量に合わせて下さい。) |
ぶどう | カサかけ、もしくは袋かけ直後から2回散布。 1回目と2回目の散布には、2週間程度の間隔をあける。 なお、カサかけ栽培の場合は棚上から散布し、果実に希釈液がかからないように注意する。 |
さくらんぼ | 収穫の1ヶ月前から2回散布。 1回目と2回目の散布には、10日間程度の間隔をあける。 |
散布量はあくまでも目安です。ただし、希釈倍数は1,000倍でご使用下さい。 |
使用上の注意
(1) | 散布に際して展着材を使用する必要はありません。 |
(2) | 散布は朝露の落ちたあとの午前中が効果的です。 |
(3) | 高温時の散布は薬害等を招く恐れがありますので極力避けて下さい。 |
(4) | 調整した散布液はそのまま放置せず、その日のうちにご使用下さい。 |
(5) | 袋の中の製品は、1回の散布で必ず使い切るようにして下さい。 |
(6) | 本製品の水溶液はアルカリ性を呈します。 |
(7) | 石灰硫黄合剤及びカルシウム資材との混用は避けて下さい。 又、ぶどうに使用する場合はマンゼブ剤(ジマンダイセン等)との混用は避けて下さい。 |
(8) | 本製品とボルドー液の混用が禁止されている薬剤との混用は、薬害発生や効果低減の可能性があるため避けて下さい。 |
(9) | 早生品種と晩成品種が混植されている圃場で、早生品種に散布する場合はなるべく晩成品種にはかからないようにご配慮下さい。 |
(10) | リンゴの有袋栽培に使用する場合は、通常よりも果実の成熟が早まりますので、特に本製品の散布時期および除袋の時期にはご注意下さい。 |
(11) | 本製品の性質上、散布液を激しく撹拌すると泡が立ちますが本製品の性能には全く影響はありません。 |