水稲初中期一発除草剤「ドリフ1キロ粒剤」4kg

●4成分(トリアファモン、フェントラザミド、クロメプロップ、エトキシスルフロン)を最適配合した初・中期一発除草剤です。
●殺草スペクトラムが広く、散布適期幅の広い薬剤です。
●ノビエや難防除雑草、スルホニルウレア抵抗性雑草、特殊雑草など、ほぼ全ての水田雑草に対して、高い除草効果を発揮します。
●水稲に対する安全性が高く、田植同時が可能です。
●新規需要米(WCS、飼料米等)に使用可能です。
特 長
■登録番号:第24106号
■種類名:エトキシスルフロン・クロメプロップ・トリアファモン・フェントラザミド粒剤
■有効成分:エトキシスルフロン0.17%、クロメプロップ4.5%、トリアファモン0.40%、フェントラザミド2.0%
■性状:淡褐色細粒 
■包装:4kg
  • ドリフ 1キロ粒剤は、バイエルクロップサイエンス (株) が開発したトリアファモン、 フェントラザミド、 エトキシスルフロン及びクロメプロップを効率的に配合した4成分混合の初?中期一発処理除草剤です。
  • トリアファモンは、 ノビエのほか、 クログワイ、 オモダカ、 コウキヤガラ等の難防除多年生雑草および難防除の多年生イネ科雑草のキシュウスズメノヒエに対しても高い効果を示します
  • フェントラザミドは、 ノビエおよびー年生広葉雑草に対して高い除草効果を示します。
  • エトキシスルフロンは、広葉雑草、オモダカ科雑草に対して高い除草効果を示します。
  • クロメプロップは、 SU抵抗性も含む一年生広葉雑草、 ホタルイに対して高い除草効果を示します。
  • 本剤は、これら4成分を混合した殺草スペクトラムが広く、 散布適期幅の広い (移植時からノビエ3葉期まで)初?中期一発処理除草剤です。
適用雑草及び使用方法
作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法
移植水稲 一年生雑草及び
マツバイ・ホタルイ
ミズカヤツリ・ウリカワ
ヒルムシロ・セリ
オモダカ・クログワイ
コウキヤガラ
キシュウスズメノヒエ
移植時 1kg/10a 本剤1回

エトキシスルフロン
2回以内

クロメプロップ
2回以内

トリアファモン
2回以内

フェントラザミド
1回
田植同時散布機
で施用
移植直後〜
ノビエ3葉期
但し、
移植後30日まで
湛水散布

又は、

無人航空機に
よる散布
直播水稲 一年生雑草及び
ホタルイ
ミズカヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
セリ
稲1葉期〜
ノビエ3葉期
但し、
収穫90日前まで
使用上の注意事項
●効果・薬害等の注意
  • 使用量に合わせ秤量し、使いきって下さい。
  • 本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに、時期を失しないように散布して下さい。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するようにして下さい。ホタルイは3葉期まで、ミズガヤツリは草丈15cmまで、ウリカワは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、オモダカは発生前から発生始期まで、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、キシュウスズメノヒエは再生始期までが本剤の散布適期です。オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用して下さい。
  • 散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深5〜6cm)で散布して下さい。極端な浅水や深水での使用はさけて下さい。本剤は小包装(パック)のまま10アール当たり10個の割合で水田に均等に投げ入れて下さい。
  • 無人航空機で散布する場合は、次の注意を守って下さい。
    • 散布は使用機種の使用基準に従って実施して下さい。
    • 専用の粒剤散布装置によって湛水散布して下さい。
    • 事前に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置のメタリング開度を調整して下さい。
    • 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m離れた位置から圃場内に散布して下さい。
    • 水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意して下さい。
  • 散布後3〜4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
  • 浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行って下さい。未熟有機物を使用した場合は、特にていねいに行って下さい。
  • 以下の条件では薬害を生じるおそれがありますので使用をさけて下さい。
    • 砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
    • 軟弱苗を移植した水田
    • 極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
  • 稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがありますので使用しないで下さい。
  • 著しい多雨条件では除草効果が低下する場合がありますので使用はさけて下さい。
  • 散布田の田面水を他の作物に灌水しないで下さい。
  • 薬害を生じるおそれがありますので、後作物としてなす、たまねぎ及びさやえんどうを栽培しないで下さい。
  • 本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがありますので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意して下さい。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用して下さい。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
●安全使用上の注意事項
  1. 誤食などのないよう注意して下さい。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせて下さい。
  2. 本剤は眼に対して刺激性がありますので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
  3. 本剤は皮膚に対して弱い刺激性がありますので、皮膚に付着しないよう注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落として下さい。
  4. 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして下さい。
  5. 水産動植物(藻類)に影響を及ぼしますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
  6. 無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないようにとくに注意して下さい。
  7. 散布後は水管理に注意して下さい。
  8. 散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。    
  9. 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
  10. 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
  11. 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めて下さい。
  12. 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。