現代アート 絵画 抽象画 現代美術 モダンアート シルクスクリーン 版画 島州一 「SP-C,D 181」 額付き

●画家名:島州一(しまくにいち)
●作品名:SP-C,D 181
●絵のサイズ:W20,9×H26,1cm
●額装サイズ:W36,5×H44cm
●版画の技法:シルクスクリーン
●サイン:作家直筆鉛筆サイン
●限定枚数:32部
●納期:10日

島州一(しまくにいち)さんがシルクスクリーンの版画で制作した現代アート「SP-C,D 181」は、1995年に制作された現代アートの絵画です。

このシルクスクリーンの版画は限定枚数が32部しかありません。

「SP-C,D」のシリーズの意味は、Sは「Silk」、Pは「Print」、Cは「Collage」、Dは「Drawing」のそれぞれの略です。

島州一さんの現代アートの絵画「SP-C,D」のシリーズは、自分で色紙を作り、コラージュ(貼り付け)してドローイングを加えて構成したシルクスクリーンの版画です。

赤や黄色、ブルー、紫、緑、黒、オレンジなどカラフルな色使いの現代アートの絵画です。

島州一さんの現代アートの絵画は、もちろん何を描いているのかは判りません。

しかし、じっと見ていると音楽のリズムのような独特のパターンを感じることができます。

スペインが生んだ20世紀の抽象画の巨匠、ジョアン・ミロの作品に通じるような素晴らしさを感じる現代アートの絵画です。
島州一(しまくにいち) プロフィール

1935年東京都麹町に生まれる。
1958〜
64年
「集団・版」の結成に参加する。
1959年多摩美術大学絵画科を卒業する。
1969年個展の際、カルピスの商標である黒人の扮装で画廊に座り、自分自身を作品として出品する。
キリコ、モランディ等形而上絵画に大きく触発される。
1971年現代日本美術展、芸術生活画廊コンクール展で各コンクール賞を受賞する。
1972年ジャパンアートフェスティバルでニクソン、周恩来の顔を椅子と蒲団に刷り込んだ作品「会談」で大賞を受賞する。
ポルノ写真を使ったポスター作品が猥褻物として摘発され18日間拘留されるが容疑を否認する。
田中角栄と周恩来の顔を一万個のさざれ石に刷り、個展終了後、川に返すイヴェント「石の版画」を行う。
1973年サンパウロビエンナーレに現代アートの絵画「200個のキャベツ」を出品する。
10人の作家による「点展」で自宅北側の外壁を黄色く塗り、黄色い蒲団を毎日干す作業を続け作品としたが、一週間後県庁から中止を命ぜられる。
ミニコミ紙に掲載した映像作品が猥褻文章として摘発押収される。
1974年クラコウ国際版画ビエンナーレで現代アートの作品「オモテとウラ」が第2席を受賞する。
東京国際版画ビエンナーレで現代アートの作品「シーツとふとん」が長岡現代美術館賞を受賞する。
1975年島州一オリジナル版画集「女の部屋」がシロタ画廊から出版される。
関根伸夫と共に日本縦断展 「クロスカントリー7500km」を開催し全国30数ケ所を回る。
1976〜
77年
自宅前で地面に泥の版画を刷る。
以後新聞紙、画廊床、カーペットにも刷る。
1977年「今日の美術 '77見えること」の構造展に現代アートの絵画を出品する。(西武美術館)。
「現代美術の鳥瞰展」に現代アートの絵画を出品する。(京都国立近代美術館)
1978年「島州一作品集1970-1977」が現代創美社から出版される。
1980年カナダ国際版画ドローイングビエンナーレに現代アートの作品を出品する。
1980〜
81年
文化庁芸術家在外研修生として欧米に留学する。
1981年舞踏家・田中泯らと共にパリセーヌ川にてパフォーマンス「アクションペニッシュ」を行う。
1982年シドニービエンナーレに現代アートの作品「Finger Printの壁」を出品する。
1985年和歌山版画ビエンナーレで現代アートの作品「Construction of Finger Prints」が優秀賞を受賞する。
1986年「東京のピノッキオ」をタイトルに空間を行為で具体化する。(西武百貨店スタジオ200)
1987年個展「アナログとデジタルの変換」でオブジェ、インスタレーション、本、ビデオ、レクチャーを総合した多種メディア表現を行う。
自らの表現行為をモドキレーションと命名する。
1989年制作委託による開館記念展(広島市現代美術館)に現代アートの絵画「TRACE HIROSHIMA 1988」を出品する。
1991年招聘による公開制作で現代アートの絵画「影の梱包−ピアノ」を制作する。(町田市立国際版画美術館)
ソウル国際版画ビエンナーレに現代アートの作品を出品する。
1995〜
97年
玉川高島屋S・C南館プラザアートウォールに「言語の誕生」シリーズを常設展示する。
1996年玉川高島屋S・C西館アレーナホールで現代アートの絵画の個展「言語の誕生シリーズ」を開催する。
2005年「武蔵野美術大学研究紀要2004-35」に言語と絵画の構造を同一化させた自らの絵画論『言語の誕生』を寄稿する。
2006年浅間山をモチーフにした現代アートの版画「ASAMAシリーズ」が始まる。
2007年「Tracing-Shirtシリーズ」が始まる。
2011年島州一展『原寸の美学』を開催する。(市立小諸高原美術館)
2012年カミーユ・ピサロと印象派 関連イヴェント「対談:ピサロと影の表現」島州一×有木宏二が開催される。(宇都宮美術館)
2014年現代アートの絵画の個展「1974 戦後日本美術の転換点」が開催される。(群馬県立近代美術館)
2016年現代アートの絵画の個展「島州一 世界の変換と再構築」が開催される。(埼玉県立近代美術館)
2018年急性骨髄性白血病のため死去する。
享年82歳。
70年代はBゼミスクールで造形的表現行為のゼミを持ち、80年代は東京芸術大学で版画の、2000年代は武蔵野美術大学にて油絵の非常勤講師を勤める。
美術館での講習、講演の経験も多く持つ。
現代アートの絵画や版画作品は国内外の多くの美術館に収蔵されている。
作品収蔵
東京都現代美術館
板橋区立美術館
埼玉県立近代美術館
広島市現代美術館
北海道立帯広美術館
横浜市民ギャラリー
宇都宮美術館
栃木県立美術館
大阪府立現代美術センター
兵庫県立近代美術館
須坂版画美術館
町田市立国際版画美術館
滋賀県立近代美術館
諏訪市美術館
長岡現代美術館
京都市立芸術大学
大分県立芸術会館
国際交流基金
徳島県立近代美術館
大英博物館
井上美術館
新潟市美術館
青梅市立美館新江東公会堂
和歌山県立近代美術館
ベノスアイレス国立美術館
ニューサウスウエールズ州立美術館
サンパウロ現代美術館
クラコウ国立美術館
パーフェクトリバティ美術館
大津市民ギャラリー