抽象画 絵画 現代アート ブラジルのピカソ シルクスクリーン 版画 マナブ間部 「落葉」 額付き

●画家名:マナブ間部
●作品名:落葉
●絵のサイズ:W48×H40cm
●額装サイズ:W73×H69cm
●版画の技法:シルクスクリーン
●サイン:直筆鉛筆サイン
●納期:7日

マナブ間部さんがシルクスクリーンの版画で制作した抽象画「落葉」は、1988年マナブ間部さんが64歳の時に制作された抽象画のシルクスクリーンの版画です。

このマナブ間部さんのシルクスクリーンの版画の限定枚数は100部です。

画面では判りづらいですが、黒や茶色の部分は2色の版で刷られています。

「ブラジルのピカソ」と評されるマナブ間部さんが全盛期に制作した素晴らしいシルクスクリーンの版画です。

マナブ間部さんはアートギャラリーモトカワと同じ、熊本に生を受けた画家さんなので、とても親しみを持つ画家さんの一人で、地元でもとても人気があります。

しかし残念ながら日本のマーケットには、マナブ間部さんの絵画や版画の作品がほとんどありません。

マナブ間部さんのコレクターには、ぜひお奨めしたい抽象画のシルクスクリーンです。

マナブ間部 プロフィール


1924年熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市)に生まれる。
1934年10歳の時、両親と共にブラジルへ移民する。
リンス市ビリグイのコーヒー農園で働きながら育つ。
1945年コーヒー園が霜の為全滅したこともあり仕事の合間に油絵具を使って厚紙や板きれに絵画を描き始める。
1950年サンパウロ作家協会展に入選し徐々に注目を集める。
1951年ブラジルの国展に油絵の絵画が入選する。
1953年画風が変わり、静物や人物をテーマにし、その物体の形をつよい線で描く画面構成となる。
1956年この年から約7年をかけて、マナブ間部曰く、『非具象構成派』とする絵画を描き続ける。
1957年マナブ間部自らのコーヒー園を売却しサンパウロ市に移住する。
1959年4月、「レイネル賞展」においてレイネル賞を受賞する。
9月、第5回サンパウロ・ビエンナーレ展で国内最高賞を受賞する。
その10日後には「第1回パリ青年ビエンナーレ展」で受賞する。
この2つの受賞がアメリカ・タイム誌に『マナブ間部黄金の年』として取り上げられ世界的な知名度を上げた。
このことがきっかけでマナブ間部の絵も売れ始めた。
1960年「第30回ヴェネツィア・ビエンナーレ」でフィアット賞を受賞する。
1961年この年から1966年にかけて、ローマ、パリ、ワシントン、ヴェネツィア、ミラノの各都市を個展巡回する。
アルゼンチン・コルドバで開催された「南米ビエンナーレ」で絵画部門1位をとる。
1979年日本で開催されたマナブ間部展を終え100点余のマナブ間部の絵画作品を積んだヴァリグ・ブラジル航空機が成田国際空港を離陸後に遭難し、マナブ間部の代表作の大半を失う。
マナブ間部はその後14年かけて喪失した1点1点の油絵の絵画を描き直したという。
1993年日本経済新聞にマナブ間部『私の履歴書』を連載する。
1997年東京で開催された「マナブ間部展」を最期に内臓疾患手術後の合併症のため死去する。
2008年ブラジル移民100周年を記念して、サンパウロ市に「マナブ間部日伯近代美術館」が開館予定。