「AHCC(=活性化糖類関連化合物)」は、担子菌(キノコ類)の菌糸体(根にあたる部分)を大型タンクで長期間培養して抽出した
菌糸体培養抽出物です。
AHCCには、担子菌菌糸体を長期液体培養し、担子菌が産生する酵素がさまざまな成分と反応することによって産生されるAHCC特有の成分が含まれます。
担子菌の菌糸体を長期培養することはむつかしいとされてきましたが、AHCCは担子菌を
独自の無菌維持設備で長期間培養が可能になりました。
一般的にキノコ製品(担子菌由来)の主成分は、そのほとんどが
βグルカンと呼ばれる多糖類です。多糖類とは糖が鎖のようにつながった状態のもので、オリゴ糖やデンプン、セルロースなどがあります。
一方
AHCCの主成分は部分的にアシル化されたα-グルカンです。アシル化されたα-グルカンは長期間にわたる培養等、AHCC独自の製法によって産生されてできており、βグルカンよりも
分子量が小さく、取り込みやすくなっています。
普段私たちが食用としている部分はキノコの
「子実体」と呼ばれる部分ですが、AHCCは根の部分である
「菌糸体」から抽出した物質を培養しています。
菌糸体は土の中など培地(菌類が増殖する環境)に広がっており、私たちが食用にすることはありません。
製造工場は、
品質保証の国際規格ISO9001と食品衛生管理の国際規格HACCP-9000の認証、及び健康補助食品GMPの認証を取得しており、安全衛生・品質管理の充実をはかっています。
一般的に担子菌(キノコ類)由来の健康食品は、天然の原料を使用しているため、製品によって内容成分が異なる場合があります。
一方、AHCCは、
製造時に徹底した管理が行われているため、その品質は一定に保たれており、それが他の全ての健康食品との違いの一つであると言えます。
AHCCの製造に用いられる担子菌は、古くから食用に供されてきた歴史から、
安全性に問題はありません。AHCCの安全性は各種安全性試験によっても詳細に検討されており、安全であることが確認されています。
また、1989年の発売以来、数十万人の人に使用されており、毒性や副作用の報告はありません。
AHCCに関する共同研究は、国内外の研究機関や、医療機関において行われており、その成果は学会や学術誌に発表されています。
また、AHCCに関する国内外の研究者によって「AHCC研究会」を組織し、1994年以来開催されている研究報告会において活発な情報交換が行われています。
更に
アメリカでは「NUTRACON賞」を受賞。海外でもますます注目を集めています。