傷の声 絡まった糸をほどこうとした人の物語 (シリーズケアをひらく)
本書は複雑性PTSDを生きた女性が、その短き人生を綴った自叙伝である。 ストレートで東大。看護師。優しい人。けれども激しく自分を痛めつける。時に隔離が必要となるほどに。 今、彼女の人生を追う私たちは目撃するだろう。 「病者」という像を超え、「物語をもつ一人の人間」がそこに存在していたことを。 【目次】 I部 傷が傷を呼ぶ II部 飢え・渇き・入院 III部 家族曼荼羅 IV部 光を探して V部 違和感と出口 【本書を推薦します】 松本俊彦(精神科医/国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部・部長) 「自傷してないとなぜか生きていけない。Self(自分を) harm(傷つけること)がSelf(自分を) care(ケアすること)になっている」 ――本書は「自傷」に関する最高水準の教科書であり、同時に、精神科医療サバイバーが命懸けで綴った挑戦状でもある。 それは私たちに、「見える傷」の背後には「見えない傷」があること、「力」ではねじ伏せられない、痛みの物語があることを教えてくれる。 宮本有紀(看護師/東京大学大学院医学系研究科 精神看護学分野・准教授) この本を読んだら、