![]() | 愛知県蒲郡市は古くから良質なみかんの産地として名を馳せてきましたが、その歴史は古く250年ほど前に紀州小蜜柑等を農家の自家用として植えられてきました。 温州みかんは江戸の天保年間 (1830〜44)に導入され徐々に作付面積を増やしてしました。 温室みかんの取り組みも早く昭和49年よりスタート、現在では全国の温室みかん作付面積の約13%を占めるトップクラスの産地です。 蒲郡市の北、西は300〜450mの山々に囲まれ南は三河湾を望む立地であり、平均気温16℃前後の温暖な気候は柑橘の栽培に非常に適しています。 また北から南に緩やかな傾斜があるため、水はけがよく糖度の高いみかんを栽培するのにふさわしい、理想的な地理環境を有しています。 |
![]() | すべてのみかんを光センサーで選果し、糖度12度以上のみかんのみが、最高等級「秀品」となります。 蒲郡産温室みかんの最高等級「秀品」の 発生率はなんと50%! 出荷されるみかんのレベルが全体的に高いということは、生産者全体のレベルの高さを物語っています。 蒲郡では、他の産地では通常行わない一次選果を実施し、即日各生産者に伝えることで品質向上を促しています。 |
![]() | 蒲郡では、他の産地では通常行わない一次選果を実施し、即日各生産者に伝えることで品質向上を促しています。 生産者ごとに、持ち込まれたみかんの2割を無作為に抽出、抽出されたみかんを全量光センサー選果を行い外観・着色はもちろん、平均糖度・酸度などを測定します。 その結果を点数化して、その日 持ち込まれたみかんの採点を行います。 各生産者はその点数に従って収入が決まってくるため、即日にフィードバックされてくる採点を綿密に管理、点数向上のため日々努力を絶やさない仕組みとなっています。 |
![]() | 蒲郡では、高糖度で中袋が非常に軟らかい【宮川早生】という品種に統一されています。 紅が濃く絹肌みかんといわれるほどきめ細かいみかんです。 たいへん多汁な上、身を包む中袋 (じょうのう)がとても薄く、柔らかいのでとても食べやすいみかんです。 輪切りにしてみると、皮の薄さがはっきりと分かるほどです。 また、気温が高くなるこの時期には、冷やしてからお召し上がりいただきますと、爽やかな美味しさをお楽しみいただけます。 |